「…おはよ」

朝、優を起こしに行こうとしたら
玄関には優が立っていた。

私が挨拶したら、
「おはよう!昨日は悪かったな!」
といつもの優がいた。

安心して優の後ろに乗ろうとすると
「今日から、押して行くわ!」

「え、なんで…?」

「…彼氏に悪りぃだろ?」
悲しそうに笑いながら言う…

違うの!彼氏じゃないよ…!

否定しようとしたら、
「お前らお似合いと思うぜ!頑張れよ!」
と、いつも頭をポンっとしてくれたのに
振り返って笑いかけてくれるだけだった…