…初めて自分から話かけた女の子。
一個下の奏ちゃん。
ふわふわしてて、話だけで癒される子

声をかけてくる女の子とは違う
下心なんてなくて、初めて心の底から
可愛い、と思った。

「奏、行くぞ」

「あ、ちょっ!失礼します。優ー、待ってよー」

奏ちゃんには幼なじみがいる。
多分、奏ちゃんはあいつの事が好きだ

あいつは、サッカー部の二年か…
多分名前は、小田 優人。
学年問わず人気で俺らの学年の女子も
騒いでる。

「小田君かっこいいよねー」

「え、年下でしょ?」

「違うんだって!サッカーしてる時と普段のギャップが凄いの!」

何て会話をよく聞く。