僕のとなりは、君だけ。

「お前!借りてそれはねーだろ!笑」

「貸して、とか言ってないもんー」
私って本当に可愛くないな…
なんて思っていると

「俺、部活対抗1位なるから!この特等席から見とけよ?」

いきなり真剣な顔をして、優がそんな事を言うから
私の心臓がドキドキうるさくなる…

「じゃあ!後でな」

真剣な顔をしたかと思えば、可愛い笑顔で走り去って行った

「あ、隣のレーン何部か聞けば良かった…」

「奏ー、体調は回復した?」
早苗が心配して、来てくれた。

「体調は大丈夫!それより、サッカーの隣のレーンって…」