自分で言いながら、胸が張り裂ける位痛かった。

何か言いたげな奏の頭にポンっと手を乗せ

「じゃあ、また明日な」
そう言って先に、玄関をあけた。
奏が悲しく俺の背中を見つめていた、
なんて俺は知らなかった…