僕のとなりは、君だけ。

笑顔で教室に入り、早苗と会話する奏を遠くで見つめた…

「はあああ、あいつ何なんだよ…」

「なーにがっ♪」
楽しそうに問いかけてくる声がした

「うわ、渚かよ…」

「お前〜、親友にうわ、はないだろ」

「朝から、うるせーなー。笑」

「何?奏ちゃん?」

「…振られたくせに、期待してる自分がいて…うぜえなって…」

「なあ、橘先輩本格的に奏ちゃん狙うらしいぜ」

渚の言葉を聞き、返事もせずに教室へ入る。