僕のとなりは、君だけ。

俺の言葉を聞いて、顔を勢いよく上げ
「じゃあ、私はここなんで!失礼します」

そう言って、走って行った。
ショートボブが揺れる後ろ姿を見つめ

「はあ…」
と、ため息をついた。

最低な事をしてると分かってる。
長年募った奏への気持ちが、どこへ行けば
いいのか分からずに彷徨っている

まだまだ抜け出せそうにない。
モヤモヤが多く残ったまま俺の夏休みは終わった。