渚が上手く相手からボールを奪うと
タイミングを見て俺も空いているスペースに飛び込む
後輩達も俺らの動きに合わせてくれる。

…きた!
俺の所に渚から絶妙なパスが入り…
ゴール!!!
一点目が入った。

皆とハイタッチをかわしながらふと観客席を見る
奏が早苗と抱き合いながら喜んでくれている。

それから俺達は点を重ね、試合は勝利した。

荷物を持って外へ出ると、保護者達と奏と早苗が出迎えてくれた。

保護者への挨拶も終わり、奏と早苗の元へ急ぐ。
「小田先輩!!」

「マネージャー!何かあった?」