それから、何回か優の家にご飯を呼ばれたり
花火をしたり、一緒にゲームもした。
前と何の変わりもない幼なじみに戻った…

夏休みも後半に入った頃、
「なあ、試合見に来ねえ?」

と、いきなり優から誘われた。

「見に行ってもいいの?」

「 当たりめーだろ!笑」

「じゃあ!早苗呼ぶね、早苗と行く!」

「おー、お前らが来るんなら活躍しねえとな」

そう言うと、優は嬉しそうにサッカーボールを見つめていた。