ベットから出て、プリンを手に取ると
上には付箋が貼ってあった。

小さな字で、”ごめん”と書いてある。

思わず「あはは!!!!」と、
声に出して笑ってしまった。

やっぱり優の優しさは不器用だ

「うるせーよ…避けたりして悪かったな…」

「うん、私もごめんね…」

「俺、お前の幼なじみでいるから。ちゃんと」

「…うん」
こう答えたけど、心は優の言葉にチクリと痛んだ。

幼なじみ、なんだ…

残念だと思ってしまった。
お互い無言の時間が続く…

「あ、橘先輩別れたらしいぜ?…頑張れよ」