ニヤリ。と笑って俺の顔を見る

…嫌な予感しかしない。

「なあ、これからはお前らが引っ張って行かなきゃいけねーよな?」

「…はい」

「もちろん、お前らの学年からキャプテンを出そうと思ってる」

「…はい」

「そこでだ、新キャプテンはお前に任せた!」

「まじっすか!?」

「これからは、お前に10番を託したい。山岡キャプテンもお前を押していた」

「頑張ります。来年こそは、皆を国立に連れて行きます」

「…期待してるぞ」
そう言って、俺の肩をポンっと叩いた。