「そーだ!奏ちゃん、LINE教えてよ」

「先輩、彼女さんは…?」

「彼女?別れたよ。振られちゃった。笑」

そんな事言われたら、断る理由もなく…

「じゃ、夜LINEするね!」

先輩は爽やかに階段を下りて行った。

あんなに憧れていた先輩のID…
嬉しいはずなのに、あまり心は弾まなかった。