「橘先輩!!おはようございます」

「こんな朝早くに何してるの?」

質問され、心臓がドキッとした。
幼なじみの朝練を覗きに来ました!
何て、言える訳もなく…

「えーと…気分的に早く来ました。先輩は?」

「ん?俺?俺はね朝練だったんだ」

「そうなんですかー。大変ですね」

「そうなんだよ。でもね、奏ちゃん見つけて抜けて来ちゃった」

「え…」
一瞬何を言われているのか、分からなかった。