…明らかにおかしい。
優が私を避けているようにしか見えない。

「なんなのよ…」
優パパとママから、お嫁さんに欲しいと言われて
少し嬉しい自分がいた。

でも、どう答えたらいいのか分からなくて
返事を探してたら、優が話題をかえてきた。

しかも、いつもなら私が玄関に入るまで
見送ってくれてたのに…

「もう、戻れないのかな…」
少し心がチクリと痛んだ。