【短】180度のラブバトルⅣ -家柄編-

なぜならその部屋は所狭しと本棚がたくさん置かれてて、その本棚にはこれまた本がギッシリ。


プチ図書館みたいな部屋に、私のテンションは急上昇してしまった。


「気に入った?ここ赤間家の図書部屋。メイドや執事達も自由に本読めるんだ」


グルグルと回って室内を見渡す私に、赤間の優しい声が飛んで来る。


「うん!気に入った!凄いねここ!!本当に図書館みたい!!」


珍しく満面の笑みを浮かべると、赤間はカァッ…と赤面。


「どうしたの赤間君?なんか顔赤いけど、大丈夫?」


私が尋ねると、メイドさんがクスッと笑った。