【短】180度のラブバトルⅣ -家柄編-

「忘れてたけど……赤間君ってお坊ちゃまだったよね………」


キラキラピカピカにおかしくなりそうな目を覆って呟いた。


「まぁね。でも会社は兄さんが継ぐから、オレは勝手に出来るんだ」


「お兄さんいたんだ……赤間グループって何やってるんだっけ」


「んーーーっと…レストランとか色々かな?あっ、着いたよ藍枝さん」


2人して色々話していると、1つのドアの前で止まった。


メイドさんが鍵を開けてくれて足を踏み入れた瞬間、私の顔は思いっきり緩みまくった。


「ワァッ、スッゴーーーイ!!まるで図書館みたーーーいっ!!」