【短】180度のラブバトルⅣ -家柄編-

どうして赤間の家に行かなくちゃいけないんだと悩んだものの、本好きな私には甘過ぎる誘惑。


結局悩みまくって、赤間と一緒に彼の家に来たんだ…けど……私は忘れてたんだ。


赤間の家は、大金持ちだって!!


「祭様。そちらのカワイらしいお嬢様は、学校のお友達でいらっしゃいますか?」


たどり着いた先はテレビでしか見た事が無い様な大豪邸で、いかにも“執事です!”って感じのピシッとした男の人が笑顔で赤間に声をかける。


見上げるだけで首が痛くなる位大きな建物に力を半分吸い取られていた私の頭の上に、ポンッと大きな手が置かれた。