【短】180度のラブバトルⅣ -家柄編-

こうして私達は再び2人っきりになり、お互いに紅茶を飲み始めた。


図書部屋にはフカフカのソファーが4つ置いてあって、全部2人掛け。


テーブルも2つあって、ソファーは2つずつ向かい合う様にセットされていた。


ヤバイ…私もしかしたら1日中ここで過ごせるかもしれない。


「藍枝さん、紅茶おいしい?」


甘い紅茶を三口位飲んだ時、赤間が私に言った。


「うん、凄くおいしい。さすがお金持ちの紅茶は違うね。香りもいい香り…」


「なんかよく知らないけど、どっかの外国の最高級メーカーの茶葉らしいよ、コレ」


「…………」