【短】180度のラブバトルⅣ -家柄編-

無意識の内に赤間をジーーーッと見つめていると、先程のメイドさんが戻って来た。


ワオ!ティーカップもポットもピッカピカ!!


本気で目がチカチカして危険だ……眼科行った方がいいかも、私。


「サンキュー橋本。準備出来たら下がっていいから」


「ハイ、かしこまりました」


フーン…この人橋本さんっていうんだ。


橋本さんは手慣れた様子でテキパキと紅茶の準備を進め、あっという間に室内にはいい香りが漂う。


「では私はこれで失礼します。何かご用がございましたら、お呼び下さい」


「ありがとうございます、橋本さん」