「はい、できたわよ…リン」


麻有は作り立てのオムライスをリンの前に置く。

熱々で旨そうな匂いが食卓に漂った。



「みんなの分も作るから待っててね…」


「私も手伝う…麻有」


「ありがとう…蘭莉」



私も腰を上げて、麻有と一緒にキッチンに行った。



「…リンは気ままだからね…ほっとけばいいのよ」



「麻有はよくわかってるね…」



「まぁね…シンは裏表ないけど・・・リンとルイは裏表ありあり」