「謝れても…ムカつく」


リンは少しだけ口を尖らせて、麻有の座っていた椅子に腰を下ろした。



私の目の前にリンが座ってるーーー・・・


それだけで胸が高鳴る…


「…リンのコトもいいと思ってますよ」


拗ねたリンを宥めようと私は言葉を紡いだ。



「…別に憐れみで言われても嬉しくない…」



「ともかく…お前は蘭莉ちゃんの前では…ちゃんとアイドルしとけよ。リン」



「うっせぇー…俺のファンならうんとサービスしてもいいけど。ルイのファンだろ?」


嘘でもリンのファンだと言っとけば良かったかな…


リンはマックスに不機嫌になっていた。