緊張の糸が緩み、睡魔が一気に押し寄せる。



私は克己の心臓の音を訊きながら…眠ってしまった。





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「お~い!!?克己…」


バタンと勢いよく開くドアの音と結生の声で俺は目を覚ました。



「んっ?」



「あ…一緒に寝たけど…何もしてないぞ!!」


俺は蘭莉に左腕を腕枕にされてしまい、なかなか…起き上がれなかった。



「へぇ~っ…この子が克己のね…」


「早く出てけっ!!無粋だぞ!!」