わたしは一人になった。




あんなにも、脆く儚く




人っていなくなっちゃうんだと思った。





遺骨となった家族をただひたすら




見つめ続ける。涙なんてもう出ない。




わたしの流していい涙は




また再開したとき。




それまでは笑うんだ。




わたしが家族みんなの分まで




幸せに生きる。




大切な大事な家族を失うことより




辛く、悲しいことなんてない。





わたしは強く生きる。