放課後になると、皆が一斉に各々がやるべき事をし始めた。 「奈緒、部活行こう」 「うん」 洸に呼ばれて、急いで支度を整える。 洸が居るところに駆け寄ると、そっと手を繋いでくれた。 繋いだ手からは、洸のぬくもりが伝わってきた。 「はずかしい・・・」 「俺も・・・」