最初と最後-ハジマリとオワリ-





「はい?君には悪いが、僕はそんな暇ではないんだ。」



「よかったらでいいんで!ここの店で来週の土曜日...お願いします。」



「はぁ?何で勝手に...。」





高木は『じゃあ二時に!』と言い放って走り去ってしまった。





「人のスケジュールも知らないくせに。」




と、片野はスケジュール帳を取り出した。




「まじかよ...。」




偶然来週の土曜日が空いていたのだ。


少し悔しながらも片野は、




「運のいい奴め...」




と言いながら、スケジュール帳の空欄に『食事』と書き込んだのであった。