煉先輩と関わるようになってから、穂乃花は自分の外見を気にするようになった。



先輩に少しでも可愛いと思われたくて、今まで気にしていなかったお肌や髪、制服の着方や身のこなしも意識するように。



先輩の走っている姿を思い出して、思わず顔を赤くしている穂乃花を見つめ、頬杖をつき、にやけながら南が言う。










「恋……とか?」