───煉先輩に惹かれている。

そう自覚したのはいつのことだっただろうか。

毎日話をするごとに、先輩の新しい一面を知りドキドキする毎日。

いつの間にか彼に好意を寄せていた。


……いや、本当はあの時、穂乃花と呼ばれて微笑まれたあの瞬間から、この感情はうまれていたのかもしれない。