「煉先輩?」 穂乃花が呼びかけると先輩は、はっとした ような顔をして 「あぁ、さんきゅ。」 そう言って受け取った。 そして穂乃花の頭を撫でる。 受け取ってもらえるか正直不安に思っていた穂乃花はほっと胸をなでおろす。 撫でられた頭に手をのせてはにかんだ。 頭を撫でるのは神崎先輩の癖のようだった。 また穂乃花は恥ずかしがりながらも、撫でられることを嬉しく思っていた。