いつものように勉強していると、


バンッ バンッ

どこかから何かがぶつかる音がしていることに気がついた。

「何だろう?」

穂乃花は窓を覗き込んだ。

「あっ、、、」

そこには、サッカーボールを蹴る神埼先輩の後ろ姿が。

ただ一心に壁に向かってボールを蹴っている。

さっきの何かがぶつかるような音は、サッカーボールが壁に当たる音だったのかと穂乃花は思った。


「それにしても、、、」