ブースにいるエンジニアやスタッフ達は、
最初は、タバコを吹かしたり、話したり、リラックスしていたが…一応、耳をすましていた。
聞いていない振りをしながら。
そして、明日香の音に合わせ…バックの音が混ざり合った瞬間、
スタッフの顔つきが変わった。
おもむろにタバコを消し、
真剣な表情で、スタジオ内に顔を向け
明日香のトランペットのメロディーに、鼻歌で合わす者も出だした。
さらに、啓介のサックスが、絡みつく。
エンジニアが、感嘆のため息をつく。
明日香は、啓介をちらっと見る。
軽くトランペットを、シェイクさせる。
原田が、それに反応し、
弾き出したメロディーは、
和美のメロディー。
明日香は、ミュートをトランペットにはめ、音を奏で、
やがて歌い出す。
YASASHISAだ。
知っているのか…スタッフから、歓声が上がる。
明日香は、心を込めて歌う。
人が、人に対する思いやり、優しさは変わらないはず。
母親が子供に対する、家族に対する…
愛する人に対する思いは…
人種も国もこえて。
人は、絶対に一人では生きれないし、
みんな誰かに支えられて、成長してきた。
明日香のまっすぐな歌声に、啓介のサックスが寄り添う。
啓介のサックスには、明日香を支え、
包み込む愛情が、溢れていた。
二人の音が今、アメリカに響き始めた。
スタジオをでると、
横合いから、明日香の肩を、叩く人がいた。
体格のよい、黒人のお爺さんだ。
白い髭が、とても似合っていた。
「お嬢さんは…自分がやっている音楽を、何だと思ってる?」
お爺さんは、明日香の目を覗き込み、
「ソウルかい?それとも……ジャズかい?」
最初は、タバコを吹かしたり、話したり、リラックスしていたが…一応、耳をすましていた。
聞いていない振りをしながら。
そして、明日香の音に合わせ…バックの音が混ざり合った瞬間、
スタッフの顔つきが変わった。
おもむろにタバコを消し、
真剣な表情で、スタジオ内に顔を向け
明日香のトランペットのメロディーに、鼻歌で合わす者も出だした。
さらに、啓介のサックスが、絡みつく。
エンジニアが、感嘆のため息をつく。
明日香は、啓介をちらっと見る。
軽くトランペットを、シェイクさせる。
原田が、それに反応し、
弾き出したメロディーは、
和美のメロディー。
明日香は、ミュートをトランペットにはめ、音を奏で、
やがて歌い出す。
YASASHISAだ。
知っているのか…スタッフから、歓声が上がる。
明日香は、心を込めて歌う。
人が、人に対する思いやり、優しさは変わらないはず。
母親が子供に対する、家族に対する…
愛する人に対する思いは…
人種も国もこえて。
人は、絶対に一人では生きれないし、
みんな誰かに支えられて、成長してきた。
明日香のまっすぐな歌声に、啓介のサックスが寄り添う。
啓介のサックスには、明日香を支え、
包み込む愛情が、溢れていた。
二人の音が今、アメリカに響き始めた。
スタジオをでると、
横合いから、明日香の肩を、叩く人がいた。
体格のよい、黒人のお爺さんだ。
白い髭が、とても似合っていた。
「お嬢さんは…自分がやっている音楽を、何だと思ってる?」
お爺さんは、明日香の目を覗き込み、
「ソウルかい?それとも……ジャズかい?」


