黄昏に香る音色

初めての海外だった。

日常会話は、何とかできる。

短大の時、

ペパーミントてして活動してた街は、

ジャズの街といわれ、外国人がたくさんいた。

日本語が、しゃべれない人もいたから、

片言の英語で、コミュニケーションをとっていたからだ。

空港まで見送りに、里美が来てくれた。

しばらく海外生活だ。

明日香は、ロビーで里美と抱き合うと、


元気よく、手を振って旅立つ。

「いってきます」

「いってらっしゃい」



できるだけ、荷物は少なく。

アメリカへ。

少なくても、一年近くはアメリカにいる。

でも、明日香は絶対に、日本に帰ってくる。

絶対に帰ってくる。

狭いエコノミーの席で、明日香は離れていく地面を見つめながら、心に誓った。