ただの一言、

ゆうの一言が、

体と心を、締め付けた夜を終え、

明日香は、ずっと倒れ込んでいたベットから、身を起こすと、

いつもより早く、学校へと向かった。

ゆうに、言葉の理由をきかないといけない。

今日で、会えなくなる理由を。

まだ誰も来てない、学校の裏門で、ゆうを待つ。

いつも、ゆうはこっちの方向に、消えるから…。

授業が、始まるギリギリまでいたけど、

ゆうは、来なかった。