「ん」


あたしが目を覚ますと知らない白い天井と薬品の匂いがしていた。


「ここは…」


「病院」


「うぇ!?ななななんでここに!?」


「お前が倒れるからだろうが」


「倒れた?」


「道でな」


「嘘!」


「嘘言わねぇ。つぅか全然覚えてねぇのかよ」


「全く」


「じゃあ言っといてやるよ。まず無視して悪かった。あと思い出すまで覚えとけ。オッケーだってことをな」


「?」


「まぁゆっくり休め」


優也はあたしの頭を撫でると病室からでていった。