「わぁ、色々あるねっ」 「あ、あぁ」 「どうしたの?」 「何でもねぇよ、早く買い物すませろよ」 「わかってるよ〜!何作ろうか迷ってるの!」 「なんでもいいからさっさと・・・」 すると優也が急にある女の子を見て黙り込んだ。 あたしも優也と同じ方向を見た。 「麗香?」 絶対麗香だ。あの長い茶色い髪の毛に綺麗な肌。目もくっきりくりくりの可愛らしい目。 あんなの麗香しかいない。