「優也っ、ごめんなさいっ」



そう言いながら走った。



バンッ



ドアを閉めたあたしは自分の部屋に入ってベッドの上で泣いた。


鍵もしめた。


「めく!」


優也が帰ってきた音がした。


「めく開けろよ!」


「優也ごめんね」


「なんで謝るんだよ」


「こんなつりあわない彼女で、本当にごめんなさいっ」


もう優也のそばにいれない。優也のそばでは笑えないよ…