その日から毎日純麗さんは優也にベタベタと引っ付いていた。


あたしと優也が帰るときも純麗さんはついてきた。


いくら優也が注意しても…


「優也〜、なんであたしと付き合ってくれないの?」

「めくがいるから」


「こんな子優也に似合わないじゃん!」


確かにそうかもしれない。優也はかっこよくてみんなにモテる。あたしは平凡でなんの取り柄もない女。美人な純麗さんと付き合ったほうがお似合いだ…


「優也、さき戻ってるね!」



「めく!」


あたしは家まで走った。