「あたし優也のことは好きだから諦めない。あなたなんかに渡さない。」


「っ!」


「じゃぁね、優也」


その女の子は優也にてを振りながら下駄箱に向かっていった。


「ごめん、めく」


「大丈夫だよ。あの子いとこなんだね。名前はなんて言うの?」


「あぁ。水野純麗って名前。」


「純麗さん、か…。優也モテモテだね」


「俺はめくを手放すつもりはないから」


「ありがとう」


あたし、その言葉。信じるよ。


この関係がずっと続くと思ってた。