蒼君は私から少し離れた場所でネックレスを見ていた。 ただジッと、何かを熱心に見ていた。 私は新君に近づこうとした、その時だ。 「あの人カッコ良くない?俳優さんかな?」 「だよねだよね。それ私も思った!めちゃくちゃタイプ!」 と、女の声が聞こえたのは。 その人たちは蒼君の近くに行くと、女の子みたいに上目遣いで蒼君を見る。