怒られる! ギュッと目をつぶると、私は殴られるでもなく…ただ、私の頬に手触れるだけだった。 そっと目を開けると、そこには笑った蒼君がいた。 それは、いつもと変わらない蒼君の笑顔。 それをみるとホッとして、ジワジワと涙がたまる一方。 「ホント泣き虫」 『仕方ないじゃないですかぁー…蒼君に嫌われたと思ったから…』 「そんなんで嫌いになるわけ無いし。けど…呼んでくれて嬉しかったかも…」