それだけは、誰にも譲れない事だから。


『私が彼女…なんです…』


もう、泣いてしまいそうだ。


恥ずかしさと悔しさが私をめちゃくちゃにする。


「そ、この子が俺の可愛い彼女何で」


その言葉で女の人達は私と蒼君を交互に見た後、何事も無かったかのようにその場から逃げて行った。