豹変彼氏のキスの味【完結】




その声に気付いたのか、女の人は
私達の方見て

その人も、駆け寄ってきた。



「龍!!」

「ママ!!」



龍クンは、私の背中から降りて

お母さんに抱き着いた。



そんな場面に
私は少し涙目。



「もう!何処に行ってたの!?心配したじゃない!!」

「ママぁ、ゴメンなさぁあぃ!」


あぁ……
泣き止んでたのに、また泣いちゃってぇ…

子供は、本当に可愛いなぁ……


「ママ!このお姉ちゃん達が、助けてくれたんだよ!!」

「へ?」


私と龍クンのお母さんの目が合う。