豹変彼氏のキスの味【完結】




『淕斗クン、先にアイス買ってていいよ!』

「……え、あ、俺も一緒に探そうかな……」


どっちでもいい!
今はそれどころじゃないんだから!!



私は、龍クンに
何処ではぐれたか

よく、何処に行くとか聞いて


辿り着いたトコロは…



『この噴水広場でいいの??』


龍クンはすっかり泣き止んでいた。


「……うん。あ!ママぁ!!」

『へ!?』



噴水のトコロで

一人の女性が、俯きながら座っていた。


私達は、その人のトコロに駆け寄った。