『私、奈々ちゃんみたいになりたいな~』
私は思わぬ一言を呟いた。
「柚琉はねぇ、そんなコト思うお年頃なのよね~」
「柚琉チャン、中学生みたいっ」
恋美と慶汰が爆笑する。
ヒドイよ~。
「柚琉チャンって、そんなコト思うんだぁ!可愛いね♪」
「……なっ///」
い…今、可愛いって…
可愛いって……!
………あ。
でも、コレは
天使の淕斗クンが言ってるワケで
悪魔の時の淕斗クンが言ってるワケじゃないから
本当のコトか
分からないや。
でも
貴方のそんな一言に
私は期待なんかしちゃって
気付かれないまま私は貴方に
惹かれていくの………

