『…り、淕斗クン?』
「ん?」
私の方を見る淕斗クン。
その瞳が綺麗で、少し見惚れてしまった。
『機嫌悪いよ…?』
なんか泣きたいよ………
せっかくの初デートなのにさ……
淕斗クンの機嫌…悪くしちゃうなんて…………
私の馬鹿。
「機嫌悪いとかじゃなくて…その、真琴の私服がさ……」
そう言うと、
淕斗クンは下を見る。
……え!?何!?
私の私服が何!!?
「………可愛い…ていうか……」
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可愛いっ!!?
私服が!!?
あ。
でもコレ借りたヤツだから、私服じゃないや。
でも、
似合うってコトだよねぇ!!?

