『何…コレ。』



「遊園地のチケット♪」

『え!?遊園地!?』


私は目を丸くした。


「最近依月と上手くやってないの。行くつもりだったケド、あっちも嫌がってるし、私も嫌だから二人で行ってきなよ♪」

『…そんなの駄目だょ!仲直りした時のために取っておきなよ!!』

そんなの、恋美に申し訳ない!!!

「だーめ!私は柚琉に行ってもらいたいの!」


そう言って恋美は私の手の平に、
遊園地のチケットをおいた。


「本当は行きたいでしょ?」

『………うん』



やっぱ恋美には敵わないや………