【柚琉Side】


朝の8時15分。

私の家の前―…



『淕斗クン、まだかなぁ………』


「おはよっ」

『あ、おはよう♪』



私は淕斗クンの手を、ギュッと握った。


……淕斗クン、昨日萌チャンとメールしたのかな。

好きになっちゃったのかな……?

聞きたいケド……
怖くて聞けない………





「なぁ真琴?」

『……ん?』



私が不思議そうな顔をすると、
淕斗クンは私の頭に頬をくっつけた。




「俺はお前しか愛さないから。」

『………私も。』




………変な淕斗クン。