「愛衣~帰ろうぜ」



私の名前高橋愛衣(たかはしあい)高校二年生


今あたしの名前を呼んでいるのは彼氏の太輔。でもあたしはケリをつけようと思う。あたしとの約束をドタキャンした日、女の子とデートしていたのを目撃したのがきっかけだった


彼の事は本当に好きだった。でも、もうおしまい



『うん、帰ろっか。少し話したいことがあるから近くの公園によっていい?』



「うん、いいよ?」


前までは手をつないで帰っていた道も今では人1人分くらいの距離が二人の間にはできていた