愛が溢れて。




「それじゃ、またあとでねー風香!」

「はーい」

クラスが別々なあたしたち。


_____...


自分の教室に着き、

席について朝のHRを受けながら考える。





COCOA…かぁ。

あの男は、彼女できそうな勢いだなー。

本気かどうなのか知らないけど。


「…はぁ」

恋人関係のことを考えると、

少し萎える…というか、辛い思いが込み上げてくる。


もう恋人なんて…いらないや。

男なんて、信じられないもんね。


実は酷い振られ方をされたあたし。

だから、男は全く信じられない。

でも、

元彼のことが、まだ好きっていう気持ちがあって…なかなか前に進めない状態。

前に進めないって言っても、

まだ好きでも元彼とヨリを戻したい訳でもないし、

自分ながら自分の気持ちが分からない。





当分、恋なんてしたくないんだ。


そう思っていたとき。



___ブーブーブー…


!?



携帯からバイブの音がする。



ふと、

さっきの男の話が気になって、


携帯を開くのに少しばかりの緊張がはしる。