愛が溢れて。




桜がひらひらと舞い散る中、まだハッキリと覚えられていない通学路を歩く。


「…えへ、えへへ…」

「…」

苦笑をするあたしに対する言葉はなく、

少しばかり沈黙がはしった。





すると、

「それはそうと、あんた大丈夫?」

と言われた。



「なんで…?」

「やっぱり辛そうな顔してるなーって思ったからさ。」



さすがあたしの幼馴染だなー…

よく見てて、カンが鋭いっ!




幼馴染っていうのは、

あたしは、幼稚園の頃にこの都市に越してきたの。

そこで、お隣さんに同い年の女の子がいるのが分かって毎日遊んでたんだ。



…もちろん、喧嘩もしたし、好きな人の奪い合いなんかもしちゃったよ?


まあ、色々あってこの仲になって。


小学校も中学校も一緒で、

まさかの高校まで一緒になっちゃって。

いいのやら悪いのやら…!



身長が高くてスラッとしてて、

目鼻くっきりしてて可愛くて。

まさに華の高校生ってやつですよ!



名前は…