「さすが私よねぇ~!やっぱり日本人って素敵よね~!」
と、
鼻を高くして意味の分からない発言をしている凛華を横に、
あたしは返信が来ていたことを確認し、
早速、内容をチェックしてみた。
《おう!返信ありがとなー♪何歳なん?》
うぉ…なんてまとまった文章なんだ。
よし、
返信返信。
男不信ってのはNGワードで…
とりあえずまとめて…
〈いえいえ(#^.^#)16歳の、高1です!〉
カチッ
送信ボタンに反応するかのように、
バッとこっちを向いた凛華。
「えっ!?もう返信が来たの!?で、あんたは何て返したの?」
…あたしは意味の分からない発言をして自己満足に浸っていた凛華には苦笑いしかできなかった。
「ん…まぁ来たよっ年聞かれて、16歳の高1ですーって送ったぁ」
「そっか。まあまともに返してるならよかったわ!…ネットの男性か…。これを機に、男不信も少しは克服できるといいわね」
ニコニコしながら言われ、
「そ、そうだね…」
内心、
そんなことあるわけないじゃんと思いつつ、
そのまま帰宅した___...
「おかえりー…ん?なんかいいことあったの?」
お母さんがいつものように出迎える。
「あぁ、いや特に…」
色々と訊かれると面倒だから、
へらへらと笑って誤魔化した。