というわけで、
まあ大丈夫かなと判断したあたしは、
「そうだよね。じゃあ返信してみる!ありがとう、凛華~」
「そーだよっ!ネットの友達とか気が楽でいいかもよ?」
「そだね!…えーっと…こちらこそ…は、じめまして…、あたしは男不信ですがいいですか?…これでいっか」
と女子高生の間で有名な早打ちというものをし、
送信ボタンを押そうとしたとき。
__携帯を奪われた。
「ちょ、この内容はいくらなんでもないでしょ風香!」
半分笑うのを堪えながらそう言う凛華…
なぜ笑える…?
それに、本当のことを言おうとしただけなのに。
なんでダメなのかな?
あたしは複数の疑問に、
思わず眉間にシワを寄せる。
「もー、そんな顔しないのっ!はい、これ送って!」
な、ななっ…
こいつ、勝手に打ち込みやがったなっ
凛華の打ち込んだ文面は、
〈こちらこそ、初めまして!私でよければ、仲良くなりましょう(*^^*)v〉
うわー…
「なんか…フツーだねぇ」
思わず言っちゃった。
「いやいやいや!それが常識なの!はい、そーうしんっ☆」
カチッ…
「ちょっ、凛華~!」
ま…まぁ、
それが常識ならあたしも常識人でいたいし、
それでいいか…
…ブーブーブー
!?
もう返信が来た!?